父親再入院で治療やり直し、
自死に走ろうとしたの見え見え。
死ぬ前にたらふく好きに食べたかったんだろうけど、食べたところを現行犯逮捕して、病院に搬送した。
会ったこともない祖父母(私が誕生時、既に鬼籍)から受け継がれてきた尊い生命を
勝手に粗末にしようとした罰当たりは当然だが実刑にする。
これが私のやり方。
みんなキツいんだ。逝くくらいならもう一度診てもらえ!
婿養子(同居人)だって、実際周りの大人共に苛められて、それでも努力して世帯主目指してるのに、
独りで勝手にこの世から敵前逃亡ですか!
お父さんが死んで喜ぶの、婿養子と苦労しているお母さんだけだぞ。
頭冷やしてくれ、どこまで我儘なんだ。
…様子見ていると、「いいんだよ、もう死んでも…」こればかり。わざと言っていた。
要は辛いから甘えたいのだ。それも見え見え。
退院=全快なわけがなかった。
それも本人は気づいてた。はっきりとした口調で文句を言うからすぐに解る。

私はこういう事に対して容赦ない。彼は私の逆鱗に触れた。
治ってないのに、体力ないからそれ以上善くならないと解った上での無計画な反抗に対して、制裁を加えた。
肺炎で苦しがる父を車に乗せ、気が動転してしまっていた私の運転ではまずいと思い、加えて、噂大好きスピーカー揃いの集落を出た方が良いと判断して、
大通り入り口交差点(別の名前だが)に入った先の広い駐車場で救急車を呼んだ。
緊急事態である。違うだろうか?

母も同居人も出かけている。向かう病院に主治医はいる。緊急担当が彼の弟子でも構わない。
ありったけの父の荷物を積んで、後を追った。
…父は、───助かった。

母が出先から戻ってきた。
父と同様、難病指定のパーキンソン病である。
彼女の場合、気が強い性格が症状を軽くしている。
が、気の強さが逆にパワハラを生み、脅しが得意な人で困っている。
案の定、怒っていた。
私が言い返すと、親をなんだと思っている!と始まる。
気づかないのだ。
我ばっかり強くて我儘で、動けるくせに。
頭使ってなきゃ損するの、あなただけじゃないでしょ!解っててゴロゴロして人の様子窺うな!私に殺人しろって言うのか!?
…言い返そうとしたが、止めた。
聞く耳をもつ筈がない。落ち着くまで放っとく。
案の定、朝になったら落ち着いてくれた。が、やはり殺人を求めている。
肉親を殺れというのか!ならあなたが出ていってくれ!
嫌なのに、気持ちが渦巻いている。病気で弱った祖母のときもそうだった。

そもそも、人手不足の現代の病院のあり方と、介護保険の認定のしかたがネックだったのだ。
3ヶ月?短すぎる! こんな状態で要介護2が要支援2?

貧乏人は生きる資格もないんですか?
難病指定して頂いて、何とか無い知能をしぼって自治体に助けて頂いているのに、酷くありませんか?
私には、悲惨な状態の人間を苛めて、手を叩いて喜んでいるとしか思えません。

そう実感する見舞いの帰り道だった。