悩みについて。人間はどうして悩むのでしょうか?どういう心理があるのでしょうか。 半蔵 2014-09-26 00:45 1005 気になる相談に登録 共感 16 応援 12 ツイート 生きる意味 444 人間はどうして悩まなくてもいいことを悩む心理は何でしょうか?
みらー(臨床心理士) 役に立った 2 共感 応援 π 2014-09-26 11:24 ココオルのカウンセラーのみらーです。 投稿をいただいてありがとうございます。 これはなかなか難しい心理ですが、昔の心理学者にフランクルという人がいます。 彼はユダヤ人であったために第2次世界大戦時にアウシュビッツの強制収容所に収監され、過酷な環境の中生き抜きました。 そんな彼は、悩みや苦しみというものが持っている人生における大きな意味を考える手がかりを与えてくれるということを言っています。 また、フランクルは『苦悩する人間―苦悩の弁護論の試み―』という本の中で、「人間の人間たるゆえん」は苦悩する存在であることにあると述べています。つまり、「人間は苦悩する存在である」ということです。 そして、苦悩する能力、悩む力が人間にとっては必要でとても価値あるものだとフランクルは考えました。 そもそも「悩む」ということは、さまざまな理由で抱えることになる否定的な感情を自分の内側で内面的に保持するということで、これは人間が成長するのに必要な要素であるということになります。 ですので、人間はどうして悩まなくてもいいことを悩む心理があるのか、ではなく悩む存在としてできていると考えた方がいいかもしれません。 そしてまた、悩むことは成長につながっていくと考えると少し楽になるかもしれませんね。 またご相談したいことがあれば一緒に考えていきたいと思います(^^) よろしくお願いしますー。
みらー(臨床心理士)
π- 2014-09-26 11:24
投稿をいただいてありがとうございます。
これはなかなか難しい心理ですが、昔の心理学者にフランクルという人がいます。
彼はユダヤ人であったために第2次世界大戦時にアウシュビッツの強制収容所に収監され、過酷な環境の中生き抜きました。
そんな彼は、悩みや苦しみというものが持っている人生における大きな意味を考える手がかりを与えてくれるということを言っています。
また、フランクルは『苦悩する人間―苦悩の弁護論の試み―』という本の中で、「人間の人間たるゆえん」は苦悩する存在であることにあると述べています。つまり、「人間は苦悩する存在である」ということです。
そして、苦悩する能力、悩む力が人間にとっては必要でとても価値あるものだとフランクルは考えました。
そもそも「悩む」ということは、さまざまな理由で抱えることになる否定的な感情を自分の内側で内面的に保持するということで、これは人間が成長するのに必要な要素であるということになります。
ですので、人間はどうして悩まなくてもいいことを悩む心理があるのか、ではなく悩む存在としてできていると考えた方がいいかもしれません。
そしてまた、悩むことは成長につながっていくと考えると少し楽になるかもしれませんね。
またご相談したいことがあれば一緒に考えていきたいと思います(^^)
よろしくお願いしますー。