この前、「男女の友情は成立するのか」というか議題で成立する派としない派でディベートをする講義がありました。派は講師の先生がそれぞれ割り振り、私は成立しない派としてディベートに参加しました。
思っていた通り、成立しない派は成立する派に反論をする事ができず、ディベートは成立する派が勝ちました。みんな男女の友情は成立すると心のどこかで思っていたからでしょう。かく言う私も、講義を一緒に受けている男性とは友達なわけだし、友情は成立するはずだと思い反論する事はできませんでした。しかし、成立する派が勝ったことに、私はなぜか腑に落ちませんでした。よくは分かりませんでしたが、その結果にモヤモヤしたのです。
その答えは、数日後分かりました。私は、仲の良い男性の友達が何人かいます。会話はもちろん、LINEだってよくやり取りもします。友達なら普通の事だと思っていました。でも、周りの人は「〇〇の事が好きなの?」「〇〇ってもしかして、あんたの事が好きなんじゃない?」「何それ、カップルかよ笑」と何かと恋愛に結び付けるのです。その時、私は思いました。女性同士、男性同士が同じ行動をとっても、ただの友達として何とも思われないのに、異性同士だと恋愛として受け止められてしまう。気づいたら、何か言われるのが嫌で、男性の友達と出かけること、LINEすること、会話することを少しだけ避けるようになりました。
男女の友情はあったとしても、外的要因から成立することは極めて困難なのではないか。それ以前に、私は分からなくなってしまいました。恋愛の好きと、友情の好きの違いの区別が、よく分からないのです。恋人じゃなくても、出かけることはできるし、相手を思いやることもできる。「好き」という文字は一緒なのに、その「好き」は友情と恋愛とで何が違うのでしょうか。
こう思ってしまう私は、変なのでしょうか?おかしいのでしょうか?
なんで、異性という性別の違いでこんなにも息苦しくなるのでしょうか?