「ねばならない」「やらざるをえない」そう考え続けて倒れそうな人をどう支援したらいいのでしょうか
同棲してる大事な人の話です。
その人は、苦しい家庭環境で生まれて、ずっと頑張り続けて生きてきた人です。
知的な障害と、他様々な困難を抱えてます。
今、アーティストとしてその人は細々と活動してます。
昔から趣味で活動してたモノが、熱意溢れるプロデューサー的な人に見染められ、お金を「支払う」形でアーティストとして活動してます。
この活動が、とても辛そうなのです。
本人もヘトヘトです。
ただでさえ身体も心もヘトヘトなのに、趣味だったモノを、僕の目には無理矢理、押し上げられて、赤字で活動してます。
「休みたい、疲れた」と訴えるその人に、私は
「今、この活動をやってて楽しいかい?」と尋ねました。
以下、その時の会話を思い出せる範囲で書いてみます。
相手「もう疲れたよ…休みたい…」
私「うん、そうだよね、君は今休みたいんだよね?」
相手「休みたい、でもやらざるをえない」
私「どうして?」
相手「前に休みたいって訴えたことあったけど、多少活動減らさしてもらえたけど、結局メインの活動はやってほしいって言われた」
私「君はそれをやりたいって思ってるの?」
相手「やらざるえないでしょ、訴えたのにダメだったんだから」
私「頑張りたいって思ってるのかな?」
相手「頑張らざるを得ないって言ってるの、なんでそう追い詰めるの?」
私「追い詰めたいんじゃなくて、その真逆だよ。君自身はどうしたいのかって聞いてるんだよ」
相手「頑張らざるを得ないこともあるでしょ?」
私「今はその時だと考えてるんだね?」
相手「だからなんで追い詰めるの」
私「君がどうしたら休めるようになるのか考えて助けたいんだよ」
相手「もうやめて、来年のスケジュールも抑えられちゃってるし、やめられないんだ」
私「それはP的なあの人がそうしてるからでしょ? そしてそれは君が望んでる形じゃない」
相手「Pは私を辞めさせない方向にしようとしかしてないんだから無駄だよ」
私「君が休みたいって意思を示してくれるなら私が手助けするってば、このままじゃ趣味が嫌いになっちゃうって君言ってたじゃないか」
相手「なんで追い詰めるの? そうやって質問ばかりして頑張らざるをえないって確認させたいの?」
ここで打ち切りました。
私の真意はその真逆なのに、伝わりません。
私個人の視点では大事な人が疲れて壊れていく様子がとても辛くてたまりません。
だから、休んでほしい。
休むために必要なら私を存分に頼ってほしい、と。
なのに、相手は、「やらざるを得ない」というメッセージを手放しません。
なんとかその「ねばならない」呪いを解こうとしても、解けるどころか強めてる印象すらあります。
多分、昔からずっと「自分で決めたから頑張る」のではなくて「やって欲しいと言われたらやらざるを得ない」「やらざるを得ないからやらざるを得ない」という世界観で生きてきたのでしょう。
「自分が仲介をしないと家庭が壊れるからやらざるを得ない」家庭で過ごしてきた人ですから。
でも、もうそこから離れて欲しい。
苦しい家庭環境からもう離れたのだから、やらざるを得ない、から脱却して欲しい。
だから、私は本人の「意思」を一つ一つ質問して確認してみました。
「やらざるをえないって考えてるんだね?」
「休みたいんだね?」
「これ以上続けたら趣味が嫌いになりそうなんだね?」
「本当にやめられないことなのかい?」
なのに、それら全部、「やらざるを得ないという答えを改めて押し付けられてる」と受け取られてしまうのです。
どう支援したらいいのでしょうか。
様々な依存症への支援の現場において、多分似たようなことは多かれ少なかれあるのかもしれません。
けれども、相手の意思を確認する行為そのものが、逆効果になるのをどうしたら防げるのでしょうか。
「休みたい」というのであれば、その方向性に向かって支援したいのに、「やらざるを得ない」にすぐ方向修正してしまうのです。
本をいくつか読んだり、ネットで記事を漁っても、わからないのです。
どうしたら相手を追い詰めない支援コミュニケーションが出来るのでしょうか。
質問することは相手を追い詰めることになるのでしょうか。
とても悔しいです。
ただただそばにいて、力になりたいと思ってるのに、それが伝わらないのがとても悔しいです。
大事な人が自分の「意思」をどうしたら自覚して、行動できるようになるのでしょうか。
どうしたら「避難」する為の行動を起こせるように、助けられるのでしょうか。
どうして、相手には「追い詰める」メッセージになるのでしょうか。
大事な人を頑張らせ続けてる「熱意」溢れるP的な人が本気で憎くて憎くてたまりません。
人のことを「がんばらせ続ける」ことばかり要求するクソみたいなドSな人が、本気で憎いです。大事な人を追い詰めるだけの存在としか、今は思えません。
なにとぞ、相談お願いします。
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かおり
π- 2020-09-16 09:36
彼女さんも主さんもお辛い状況ですね。
すみません、私は精神科の分野では勤務経験があるので、多少アドバイスもできるのですが、知的障害の分野は全くの素人で、対応方法等がわかりませんので、アドバイスにならないかもしれませんが、個人的に感じた事をコメントさせていただきます。
おそらく知的障害の方は、ご自分の気持ちや考え、状況を言葉や文字で表現したり説明する事に、障害や困難さを抱えていたり、感じていたりする事も多いのではないかと思います。
言葉で表現しにくい分、気分や行動で表現する事も多いのかもしれません。
言葉や文字で表現する事に困難さを抱えている場合、うまく説明できない自分の気持ちや考えを、言葉で意思表示するように求め続けられると、追い詰められると感じる可能性もあるのかもしれません。
ただ、彼女さんの場合、もう既に「疲れた、休みたい」と意思表示されているので、彼女さんが活動を休止して、休める方向に主さんが援助されると良いのかな…と思います。
彼女さんはご自身の障害から、お一人ではそのプロデューサーに立ち向かえず、ご自身の「休みたい」と言う意思を伝えたにもかかわらず、結局続けさせられていると言う現状も端的に表現されているので、今の活動を休止する事をプロデューサーに交渉する事に援助が必要な状況のように見受けられます。
彼女さんに、活動を休む方向に一緒にプロデューサーに交渉するよと言う主さんのご意思を、伝え続けられると良いのではないかと思います。
何でもお一人で頑張って来られてきた彼女さんですので、誰かに援助される事を受け入れたり信じる事が最初は難しいかもしれませんが、一緒に少しずつ進めて行き、少しずつでも成果や効果が得られて実感できれば、彼女さんの中でも自分一人でがんばらなくても、手助けしてくれる主さんが居ると言う世界観に少しずつ変化して行く可能性もあるのかもしれません。
どの世界にも居るのかもしれませんが、そのプロデューサーの姿勢は、所属するアイドルを喰い物にして、自ら命を断つまでアイドルを追い詰めた芸能事務所を彷彿とさせます。
いずれにしても、彼女さんの意思確認も大事ですが、言葉で自分自身を表現する事が得意ではなさそうな彼女さんには、主さんのご意思を伝え続けてみてはいかがでしょうか。
それも、過去の経験から彼女さんもすんなりとは受け入れられず、時間を要するのかもしれませんが…。
長々とコメントさせていただきましたが、あまり参考にならなかったらすみません。
初代あかり(殿堂入り|ココオルスタッフ)
π- 2020-09-19 12:17
私たちのような対人援助職のトレーニングを受けた人間であっても、うまくクライエントに援助できない、
自身が疲弊してしまうといった課題を抱えることは少なくありません。
書いてもらった内容を拝見すると、対人関係の距離感、自分と相手との線引きなど、その辺りがまだうまくいっておらず、
ご自身が問題を抱えてしまっている状態だと感じます。
ご自身は、相手に何かを理解してもらいたい、変えたい、そういう気持ちが少し強いかもしれませんね。
私たち人間は、相手を変えることはできず、自分の思い通りに動かすことはできません。改めて、この現実を理解した上でコミュニケーションスタイルを見直していくと良いかなと感じました(^^)
これまでもお伝えしてきていますが、幼児教育や介護などと同様に、教育や関係性構築は、
長い時間がかかるものです。すぐに何かうまくいくことはありません。
ご自身を追い込みすぎず、自分がコントロールできることに目を向けていくと良いかもしれませんね(^^)
トル
π- 2020-09-19 17:07
焦らず 計画的に 相手は相手の意思や環境で変わることはあっても変えることは出来ない 援助、支援する気持ちや行動を伝え続ける
これらを肝に銘じて、焦らないでいくことにします。
恐らく自分が焦っている理由は、彼女の精神的余裕や金銭的余裕が自分の生活に少なからず影響を与えているからなのだと思います。
だからこそ、早く改善したいという、極めて利己的なモノも含まれているのでしょう。
多分、この辺りも悩みを深めている理由なのだと思います。
今回の相談に関しては、プロデューサー的な人に、私と彼女の連名で手紙を書いてみることにします。
彼女は自分の「意思」を言葉にするのが困難なので、私がそれを可能な範囲で文章にすることで、伝えてみて、反応を確かめたいと思います。
ありがとうございました。