こんばんは。
35年間続けてきたギターを辞めるべきか悩んでいます。
私はジャズやブルースなどアメリカの黒人音楽が好きで
演奏してきましたが、10年程前から自分のリズムに気持ち悪さを
感じるようになりました。
様々なギタースクールに通って悩みを相談しましたが、
「気のせいだ」「人種が違うから仕方ない」など的を得た回答は
得られませんでした。
しかし3年前にアメリカで長く活動してきたプロギタリストから
「リズムが完全にひっくり返っている」と指摘されました。
邦楽とは完全に逆で、おそらく日本のプロ演奏家でもまともに
できる人はいないとのことでした。
その方も現地のミュージシャンに揶揄われ、長い時間をかけて必死に
体得したそうです。
アドバイスを受けて練習を続けていますが、まったく歯が立ちません。
構造はシンプルでただひっくり返せばいいのですが、
体の動きが逆になるのでまともにギターが弾けません。
35年間培った技術や自信が崩壊しました。
たかが趣味、楽しければいいと気楽になりたいのですが、
もう後戻りできません。自分の弾くギターが嫌でたまらなくなり、
1か月程辞めていましたが、どうしても気になり練習を再開、
再びストレスを溜め込んでこんいます。
私にとってギターは日々の習慣になっており
辞めた後にどうなるか想像できません。
しかし最近はギターのストレスが仕事や睡眠にも影響し、
終始落ち込んでいます。
アドバイス頂ければ幸いです。
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参考：似ている悩みと対処法
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ニコロ
π- 2022-10-10 22:38
音楽教室も経営しています♪
アメリカにも仕事で行っていたことがあります。
リズムに関してのお悩みですか、。
物理的に裏と表、ダウンビートとアップビートという事でしょうか、、。
黒人音楽はその音楽性からアップビート、裏拍にアクセントを感じる音楽、我々日本人はダウンビート、表拍にアクセントを感じる民族ですよネ。
黒人音楽はその言語の特性上もあり我々には難しい独特の『ノリ』がありますネ。
その逆で我々日本人はお経などを代表とするダウンビートを得意とする民族です。
『南妙法蓮華経、、、、、』、、同じリズムを淡々と繰り返すことができるのは我々アジアの人種だけです。
そして能や雅楽等独特の『間』を演出できるのも我々アジアの民族だけです。
私がアメリカにいた頃、現地のミュージシャンの前でギターを弾くと『お前のギターはあんまりロックしてないネー』なんて結構言われました。自分では間違いなく『洋楽』をプレイしているつもりなのに、、。
でも彼らの前でギターで津軽三味線の真似をして弾いて見せると『なんだそれ！すごいじゃないか！』と言われ会うたびにまたあれを弾いてくれと言われていました。
アメリカにも『三味線教室』『尺八教室』がありました。もちろん先生はアメリカ人でした。アメリカ人が三味線？尺八？と当時は思っていましたが、、、。
日本にもギター教室がそれこそ五万とあり『ブルースってこう弾くんだよ』と日本人ギタリストが教えています。
僕もその一人ですが。
何が言いたいかと言いますと、、。
アメリカ人の弾く三味線、アメリカ人が吹いている尺八の音、日本人が弾くジャズ、中国人が弾くブルース、、、ロシア人が弾くフラメンコ、、。
だからこそ音楽は素晴らしいと思います。
そもそもギターはこう弾かなければならないという決まり事なんてありません。
もちろんリズムを始め様々なトレーニングは必要な事だと思います。
35年も弾かれているならばおそらく広能さん独特、いや広能さんにしか出せない味があると思います。
そこを大切に音楽を楽しんでいただきたいと思うのですが、、。
リズムトレーニング方法（ノリを出す）をいくつか。
1.ギターを弾きながらご自分の好きな曲（もちろん黒人音楽英語で）の歌を唄う。
これは徹底的に語呂をコピーして正確に唄えるようになるまで繰り返す。
2.身体でリズムをとりながらギターを弾く。（ほとんどのアマチュアの方は身体でリズムをとっていない）
一番良い方法は『立って練習する』です。
3.ブルース 12bar をバッキングトラック無し ギター１本でメトロノーム裏拍と一緒に繰り返す。
他にもたくさんありますが、、、。
楽しんでください♪
ロックを弾くな、ジャズを弾くな、ギターを弾くな、自分を弾け！
Play Yourself！
Rock'n' Roll！
広能
π- 2022-10-11 19:38
現役のギター講師の方からコメントを頂けて光栄です。
私もリラックスしてギターを楽しみたいと常々思っています。
自分の演奏に自信を持ちたいという願望もあります。
しかし例えばB.Bキングを聴いた時、5音くらいの簡潔なイントロフレーズが
何故こうも自分と違うのか？
バックの演奏を導くようなリズムで弾けるのか？考え込んでしまいます。
才能、育った環境の違いはあるにせよ、
2本の腕と10本の指、ギターを弾く身体的な条件に変わりはありません。
少しでも彼らに近づきたいという思いが強いのです。
私が受けたアドバイスは「貸しスタジオで低音を目一杯上げて音が割れるくらいの音量でブルースやファンクを聴け」ということでした。
1拍目と3拍目にキックドラムがブンと響き、2拍と4拍にスネアがバスンと落ちる。その2拍と4拍がポケットだからそこにストンと体を落として演奏すれば良い。
2拍4拍を強調するのではなく例えそこにギターがなくても落ちているように演奏しなさいとのことでした。
恥ずかしながら、この落ちる感覚を聴いて感じ取れるまで1年以上かかりました。
現在ギターで奮闘中ですが、まあ見事にできません。
シャッフルの低音バッキングなどシンプルなパターンで練習していますが、
落ちるどころか跳ね上がる始末です。
意識しても抗えないほど逆のリズムが身に付いてしまっているようです。
悩みを文章にしコメントを頂けたことで少し冷静になれました。
ゆったりとした心持ちで続けていければと思います。
ありがとうございました。