大変な長文、乱文、申し訳ございません。
ですが、どうか、聞いてください。

まずはじめに、私は母を責めたいわけでは決してありません。

憎んでもいません。感謝してもしきれないと思っているし、今でも誰より大好きな母です。

私は今年で27歳になるいい大人ですが、私の中にはまだ、幼いわがままな私がいて、悪さをします。

普段は大人しくしていてくれますが、ふとしたきっかけで、「私はここにいる!だれか気付いて!」と、表に出てこようとして困っています。

私の中にいるこの子は、たぶん子供の頃に誰にも気付かれないよう隠れていることしかできなかった、本当の私です。

私が生まれる前に両親は離婚し、私は生まれたときから母と母方の祖父母の4人家族でした。

母は私を本当に大切に、愛をもって育ててくれて、寂しいと感じることや、不自由をしたことなど、一度もありませんでした。

母が笑っていることが私の何よりの幸せで、母が世界の全てでした。母の言うことは絶対。

小さい頃から体が大きく太っていた私は、弱音を吐くと「だからデブはダメなんだ」とよく叱られました。

今思えば、離婚した父もとても太っているので、太っている私を見ると嫌いな父の面影を感じて母は嫌だったのだろうな、と思います。

私が自分の思うように動かないと、母は家を出ていってしまったり、習い事の迎えに来てくれなかったり。

一度、母から固く口止めされていた両親が離婚しているという事実を、小学校で話してしまったことがあり、それを後ろめたく感じた私は、その日の習い事の帰りに母の車の中で、それを白状しました。

すると母は、泣きながら車を家とは全く違う方角に走らせはじめました。

私が不安になって行き先を尋ねると母は「海に行くから、このまま車ごと海に落ちて一緒に死のう」と言いました。

泣きながら謝って家に帰るようお願いしたら、母は死ぬのをやめて家に帰ってくれましたが、母のこんな顔はもう二度と見たくないと思った出来事でした。

私は母の顔色を伺うことを嫌だと感じるよりも、母の怒った顔や悲しい顔をみることの怖さや辛さの方が大きくて、とにかく母親の機嫌を損ねたくない、母親に捨てられないようにしなければ、と、そればかり考えていたように思います。

幼い私は、そのことを窮屈だとか不満だと感じてはいなかったはずです。自ら進んで、喜んでそうしていました。

でも、私の中にはやっぱり、私の感じたままを表現したい『私』がいたのだと思います。

それが、大人になった私の中で悪さをする子の正体だろうと、つい最近気付きました。

周りも皆こうして生きてきたのだろうと、恥ずかしながら大人になるまで疑いもしなかったのですが、どうやら私は子供の頃に経験しなければいけなかったあらゆることを、母のためとは言え、自ら放棄してきたのだと気付き、私は一体今まで何をしてきたんだろう?なんと無意味な時間を20余年過ごしてきたのだろうと、今になって自分の愚かさを責める日々です。私の生きてきた20年余りは無駄だった。

でも私には、私の中の悪い子を、どうしても殺すことができません。

だって、私がこの子を忘れてしまったら、本当にこの子はこの世に居なかったことになってしまう。

本当は嫌だった本当はこんなの欲しくなかった本当は行きたくなかった、ぜんぶ私だけが知っていてあげられる。

だから、今の私にとって一番邪魔なこの子を、でも私はどうしても消すことができません。

未練がましくみっともないことは承知ですが、誰かに知っていて欲しい、と思ってしまうのです。

私の中の悪い子は、たまに出てきては暴力的な言葉を吐いたり、他人を妬んだり、過激な発想をしたり、好き勝手します。

もう本当に恥ずかしくて情けないのですが、たまたま見かけた子供が、公の場にも関わらず騒いでいたり、周りに迷惑をかけるような行動をしていると、その見ず知らずの子供のことを、ずるい、と妬んでしまうのです。

「何でこの子はこんなに自由に好き勝手に振る舞ってるのに、お母さんに家に連れて帰ってもらえるの?ずるい!」と。

あるいは、分かりやすく家庭環境に問題のある子供(親が亡くなった等)に、大人が目を懸けてやっている場面を見ると、「そうやって大人が注目してくれる分かりやすいサインを持っているだけ幸せだと思えよ」と、もう人として在ってはならない妬みや汚い感情が溢れて止まりません。情けないです。自分が嫌です。世界が嫌です。生きているのが嫌です。

母のことは本当に大好きです。
私が過去にどんな思いをしてこようが、母には関係のない話です。私が勝手にうじうじと思い悩んでいるだけです。
母のせいにしてはいけないということは重々承知しているし、本当に母には感謝しています。

でも、母に私のこの気持ち、私が本当は望んでいなかったあらゆる選択、私の今の苦しみ、すべてをぶつけて、母という存在が私をどれだか苦しめているのかを、母に知らしめて絶望させてやりたい、などと不孝なことを考える私もいるのです。私の中の悪い子です。
でもそれは、絶対にしてはいけないことです。絶対にしません。

私にとって報われることは、母に私のすべてを認めてもらえることなのでは?と最近考えます。
しかしそれは、母に私の思いを話すこと。そしてそれほ絶対にしてはいけないこと。

ということは、私はこの先、生きていても、報われることは絶対にないのだな、と気付きました。
母にはなにも知らないまま死んでいってもらいたいのです。

母以外なにもない、空っぽな私の人生。
母が死んだら、きっと私は生きていられないと思います。

自業自得だと素直に思えるのですが
やはり、私の中の悪い子は黙っていません。
この子がいるせいで苦しいのです。
この子さえいなければ、もっと日々穏やかに過ごせるのです。
わかっているのに、私はこの子を殺せません。
私はこの子をどうしたらいいのでしょうか?

主旨のつかめない文章で申し訳ありません。
自分でも自分の心に付いていけないのです。

長文、乱文、大変失礼いたしました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

この世の誰かに本当の私の存在を伝えられたというだけで、今日まで生きてきて良かったと思います。

ありがとうございました。