光トポグラフィー検査を受けたことある方いらっしゃいますか?
私は15年ほど鬱の治療をしていますが変わりません。
双極性障害の可能性も考えています。
現在先生には、抗うつ剤と気分安定薬を両方処方していただいています。
光トポグラフィーを一度受けてみたいのですが、
信憑性などがよくわからず迷っています。
ご経験のある方がいらっしゃいましたらぜひ教えていただけますとありがたいです。
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重久
π- 2023-02-18 12:17
まず、私は光トポグラフィー検査を受けたことがないことをお断りします。
それから以下に書くように光トポグラフィー検査は研究レベルの手法なので、検査を受けられる機関が少ないのが現状です。
光トポグラフィーは、ご存じのように、「脳の血流量を見て、脳の活性度を推定する手法」とされていますが、現在は「客観的な確定診断手法」ではなく、「客観的な診断手法になるかもしれない」というレベルで、端的に書けば「研究段階の手法」でしかありません。
研究によれば、「うつ病などの患者で、脳の血流量に、健康な人と比べて差異がある」という結果があるようですが、まだまだ検査数(サンプル)が少なく、実証レベルではありません。
もしも光トポグラフィー検査を受けたとしても「診断の参考」にはなるかもしれませんが、いわゆる脳画像検査を含めてうつ病、双極性障害の客観的診断手法として確立されていません。
逆に、精神科医の診察は、主観的でありながら、かなりの確度で確実な診断ができるとされており、うつ病・双極性障害・統合失調症など発症メカニズムはわかっていないのに、投薬が高い効果を発揮していることから、「精神疾患状態の脳は、ドーパミン・アドレナリン・ノルアドレナリン・セロトニンなどが関係している」という仮説をもとに薬が開発されていて、それが治療効果を発揮している状況です。
精神疾患についてはわかっていることも多いのですが、まだまだ解明されていない部分も多く(例えば、「なぜ発症するのか」など)、しかし治療はできているという、「不思議な状況」にあると言えるでしょう。
なぜ検査を受けてみたいとお思いかわかりませんが、一般的には検査を受ける機会も、検査が治療につながることも、少ないと思います。