毒親という呼ばれ方はみんなが耳にできるほどの話題に最近なったと思います。
おかげで自分に疑問を持ち始めるようになりました。自分の人生の主役は自分ということに最近ようやく気付きました。

毒親が自分の毒親ぶりに気づくことって可能なんでしょうか
絶対信じたくないだろうとは思いますし、自分の長い人生がまちがっていたなんて誰でも思いたくないとは思います。わたしも自分の親が毒親だなんて大きい声で言いふらしたいわけではないです。ですがおかしいものはおかしいと思うんです。
今思えばわたしも自分の好きになるものには制限がかかっていたように思います。親と同じようなものを好むそぶりを見せれば親は喜んでくれました。だから幼い頃から私は無意識だったのかなんだったのか、なんとなくその親の意向?を汲み取った行動をしてきたとおもいます。

小学校低学年まで漫画を制限されたせいか、今は漫画人間になっています。上の兄弟がほんとに気が弱く人になすりつける人間で、でも体格がよかったためいろいろと人様に迷惑をかけるほど家庭問題があったので(もしかしたらアスペルガーなどなんらかの精神疾患があるんだと薄々感じてます。私もそうなのかも、と最近疑ってます)、知らず知らずわたしはいい子になろうと意識し母にかわって洗濯や掃除などやっていたせいか、今はやりたくないものはやりたくなーいでやりたいことしかやらなくなったような気がします。あと、絶対普段やらなかったのに感情が爆発したときはドアに体当たりしたり壊しかけたり、あと今日はあまりなにも考えず壁に穴を開けてしまいました。

親の言うことは絶対、なんていう家庭問題がテーマの再現ドラマや映画を見るといままではうわー嫌だ~、なんて思ってたんですが、映画ほどではないにしろもしかして私の家も……?と思うようにもなりました。いままでは、親の言うことに賛成しなかったらどこの家庭も喧嘩が起きるのだと思っていましたが違うみたいですし、なんだか思い出せば思い出すほど考えれば考えるほど、そういやあのとき?なんで我慢したっけ?なんで母怒ったの?みたいな不満が生まれ続けます。
たまに親が言ったことに反論してみるようにしましたが、やっぱり深く根付いた空気は簡単に変えられそうになかったです。

このように親が子供に及ぼす影響はものすごいものがあると思うんですが、どうしたら解決できるんでしょうか。
今日はたまたま喧嘩してしまってただ親を攻め続けてしまいましたが(負けじと母は感情的に吠え返す)親を攻めただけでは解決にならんと思います。最近母や父の幼いころのトラウマ?のようなものを知ったので、その過干渉気味なのは母の方なんですが、母親の母親、つまりわたしの母と私のばあちゃんの間にある問題に気付かせ、解決しなければこうした負の連鎖みたいなものがずっと続くかもしれないと思うんです。どういった教育を受けてきたのか、ゆとりゆとりと笑われますがこうした点では自由な考えを持つことができた私たち世代のゆとり教育には感謝ですが、昭和の日本の教育で育ってきた人は毒親という感じ方に共感できないままなんでしょうか。
お年をめした方でも、年を取っているからといって敬わなくていい、敬うべき人に敬えばいいとおっしゃる方や、毒親について研究されてる方もいらっしゃいますが、それが世間一般の家庭に普及された考えとはいえないとおもいます。ネットで検索すれば毒親に関する悩みや相談はもう教育レベルで直した方がいいんじゃないかと思うほど深刻なものもあるし、なんかもうなんとかしなきゃ、て思います。毒親って治るんでしょうか