悪口が止まらない私。批判でしか承認欲求を満たせない私に出来る事に悩んでます。もっと言うと、それしか特技がありません。それをようやく受け入れて認識したのはつい最近の事で舛添氏の公金問題が出た時に何故彼があそこまで歪んでいるのか、下世話な事を考えていた瞬間でした。

私は、怒り・もどかしい気持ち好奇心を抱いた人間に対して、無意識に脳内で「あーだこーだ」考えてしまいます。もっと言うと、自分が「この人って卑しい人間だな」と感じる対象にのみ考えてしまいます。褒められた話では全くないですが、唯一他人や世間から認められたりする事が、そういう悪口にも似た批判の内容です。

他の事は丸っきりダメですが、唯一どんな人とも相応以上に会話が成立して「LOSAを呼んで、LOSAの意見も聞いてみよう」と呼ばれたりします。けれども政治や経済、文学や音楽、数理関連の話や、抽象的な会話を投げられても、ちんぷんかんぷんです。あくまで自分が関心のある卑しい人間に対する悪口で。

先日、某全国紙の各新聞社の論説記者達や学者、有識者が集まる機会に(舛添氏ではない)某人物の話題が出ました。自分自身も某人物に対して日ごろ思う所があったり、正直言って「卑しい」と思う対象だったので、つい話してしまいました。皆、一様に「鋭い」と言っていて。中には「ああ~!」とか「あっそれだ!そっかあ!」とか言っていたり、思いに耽りながら「僕もこう思ってるんだけど、こういう所は?」と話を繋いだり。いわゆる、ハイスペックの人達と唯一渡り合える武器が「悪口」になってしまっています。

私は手帳は持っていませんが、言語相互理解の不調・コミュニケーションの齟齬による対人関係が築けないスペクトラムです。コミュニケーションや指示が理解できず仕事が覚えられず何度もバイトをクビになってきました。今まで生きにくさを度々経験してきた。でも、唯一会話が成立して唯一人並み以上の事が出来るのが「悪口」。

※それから、これは自分では思っていないのですが「話を引き出すのが上手い」と度々言われます。けれど、これはその時の相手との相性にもよると思っていて。それがどんな時・どんな相手なら、上手くいくのかは自分でも把握できない。うまく行く時はいくけど、そうでないときは全く…といった具合。自分の傾聴力が、どんな人に対してなら合うのかなって問題なだけな気がします。我が強いですし、ただ聞いているだけ・会話にイエスマンになっていればいいだけですし…。

「卑しい人間に対する悪口や批判」。これが活かせる仕事って何なの?というか人としてどうなの?と自己嫌悪で一杯で。その一方で、「優秀なんだな」とか「健常者」に見られるのが、そう言った悪口で「あーだこーだ」言ってる姿なので、承認欲求が満たされているというか…そう言う矛盾した気持ちを自分の中で抱えてます。

母は昔から私を「あなた批評家・評論家ね(笑)」と言っていたり、学校で悪口に華を咲かせていてもいわゆる「よくある井戸端会議」なんだろう位に思ってました。

彼・彼女は人生のどの段階で躓いたのか、何がキッカケだったのか、成育過程は?生まれ育った出身地は?元々どういう性格の人間だったのか…「卑しい人間」の正体や原因を知りたいというか、人に対して悪意を抱きたくない、理解したい、という気持ちや悪や汚れへの好奇心さえ抱いています。

私はよく、極端な人間と言われます。能年玲奈さんではないけれど、「生ごみか、リスペクトな奴か」の二つで、悪口を言っている時の自分は後者らしいです。それ以外は、その場の環境に左右されて、その時によって生ごみの度合いが違う程度。でも、自分でも共感できる悪口の対象になると、本当に環境に左右される性格なのだろうか、と思うほど、「それなりの」人間でいられます。

こんな自分が出来る仕事って何なんだろうって、本当に悩んでいます。

アラサー文系修士卒です、理数系は勿論苦手なのですが、GATBも恐ろしく低くてキャラリアコンサルタントの方もお手上げ・目を疑う状況です。