忘れられない彼女の話



とても断片的でまとまらない


中学は私立の女子校。地元の公立中学に行くのが嫌だと親に言ったらしい。当時はとても荒れていた。
そして塾に通い受験してなんとか受かった。あの頃が1番勉強したし、視力がいきなり落ちて中学入学とともに眼鏡をかけるようになった。

1年C組。私の出席番号は早い、1番前の右から二列目。まず右隣の子と仲良くなった。
Kさん私の一番目の友だち、両親はお医者さんで病院を経営してる。好き嫌いがとても多くミニトマトしかたべれなかった確か。趣味が一緒とかそんな共通点は無かったけど、出席番号が近いから仲良くなった。いつもお弁当を一緒に食べた。もう連絡は取ってないけど。

私の二つ後ろの席に彼女は座っていた。彼女は人気者ですぐにクラスの中心メンバーになっていた。私は目立たない存在だったので、彼女と友だちになれたら楽しいだろうなーと思っていたし、そんな彼女に憧れていた。
実は何がきっかけで仲良くなったのか鮮明ではない。たしかKさんが仲良くしたところ話しかけていつのまにか3人でお弁当を食べるようになってたと思う。あの時がとても楽しかった1番。学校が楽しいと思ってたと思う。


私は彼女にBLを勧められ、同性愛を知る。
そしてオタクの友だちも増えた。絵を描くのが好きだったので、学校とても家でずっと絵を描いていた。友だちと同人誌を買いに行ったり、アニメイトに行ったりしていた頃が懐かしい。あの時が1番遊んでたと思う。今ではめっきり、半年に一回1人と会うかぐらい。
同性愛に興味を持ち始めたのと、周りの恋愛話のせいで自分の愛されたい衝動は次第に1番近くにいた彼女へと。初めは友だちの馴れ合いだったのに気づいたら越えてた。簡単に

放課後どっかのマンションの駐輪場、放課後誰もいなくなった校舎、ボロいカラオケ、彼女の地元、私の家、彼女の家、学校の周辺の公園。そんなところで門限を破りまくって居れるだけ一緒にいた。
彼女は次第に変わり出した。
人がいないと眠れないと学校で寝るようになり、彼女が寝られるように自分の家に呼んで寝かしたりした。早朝朝5時ぐらいに学校に行って教室で寝かしたこともあった。
頭を撫でたらすぐに寝るとか、ある言葉を言うと人格が変わる多重人格であるということも告げられた。親は片親で母の彼氏が家にいる。自分は地元の喧嘩集団の一員であり、年上の友だちとお酒を飲んだりしてどこかの家で夜な夜な遊んでいる。彼女の親友である人と連絡をとったり。彼女は自分がハッキング出来ると言っていた。握力は50超えていて、朝喧嘩して返り血を制服に浴びて投稿してくることもあった。精神が不安定になると吐血したと写真付きでメールが送られてきた。門限を破る私に親は彼女と遊ぶのをやめなさいと私の携帯を取り上げたが、彼女は携帯を3つ持っていて一台を私に貸してくれた。テスト中に携帯を触ったり、カンニングの仕方も教えてくれた。



それを見兼ねた親に彼女に嘘を付かれているから関わらないように言われた。疑い始めた。全てを




彼女の親友が死んだ。その親友から私宛に手紙を預かっていると彼女からメールがきた。
その彼女の親友がやっていた夢小説のサイトがその後更新される。死んでないじゃないかと疑い始めた。冬休み中は一度も会わなかった。始業式、私は彼女を無視した。そこで関係は一度終わった。
そのあと彼女は私の友だち全員と仲良くし始めた。廊下のすれ違い様にキモいなどの言葉を吐き捨てた。上靴が無くなったり。ひとりぼっちになった。
高校は公立高校に受験し直した。もう二度と会わないだろうと思っていた。それが中三の話







あれから2年、高校二年生になった。
私が運営していたイラストサイトに彼女からのコメントがあった。
私が飼っていた猫が死んだという2年前に書いた記事にコメントがきていた。
死んだの?と話を進めるうちに
どうやら2年前のことが彼女のなかでは無かったことになっていた。
私に廊下のすれ違い様にキモい、死ねなど言ったこととか、その他諸々。

高校二年生の頃の記憶があまりないので覚えてない。ちょうどうちの親が離婚して父の残した借金のためにバイトを始めた時期。裁判所にも行ったり忙しかった。バイトを休みなく入れていたので彼女と会う時間が無くなった、会えないのが自分のせいなので罪悪感に負けて別れた。自分はふさわしくないと。なんて勝手なんだろうと思うけど、それが1番いいと思った。


そこで話は終わっているが、未だに夢に出てくるし忘れられない。彼女の匂いも覚えてる。きっとすれ違ってもわかる。
付き合ったり関係を持った人は何人かいるけど、自分から好きになった人はいない。
未だにFacebookとかで確認してしまう。更新されないのはわかってるけど。また会いたいわけじゃない。
女の子と付き合ったのはその子だけ。
男とか女とか自分の中では関係ないと思ってる。その人っていう人間が好きだから。
こんなに醜い自分を好きになってくれるひとがいることが奇跡。




彼女を忘れたい。どうしたらいいのかわからない。ほかに何人と付き合っても忘れられない。
相談というか誰かに話したかっただけ。ただそれだけ