実家暮らしの25歳女です。
家族に対する自分の意識を変えたいのですが、上手くいかずに悩んでいます。

好きな男の子の近くにいたくて彼のいる男子グループとばかり遊んでいました。
放課後は女の子と遊んでいましたが、長休みや昼休みはずっと彼と一緒にいました。
小学校までは何の問題もなかったのですが、中学生になってからは、五人ほどの女子グループから「男好き」と嫌われ、こそこそ悪口を言われるようになりました。

部活中にバカにされたり、先輩に嘘の悪口を吹き込まれたり、遠くから動きを真似されたりするようになりました。
いま思うと大したことではないのですが、その頃は本当に辛かったです。

慰めてくれる友達もたくさんいたのに、私は学校を頻繁にサボるようになりました。
外を歩いていると、すれ違う人がみんな私をバカにしている気がして顔もあげられませんでした。

しかし、家にいても辛いのは同じです。
姉が反抗期で、外で晴らせない鬱憤を私にぶつけるのです。
目が合ったら「なに見てるんだ、きもちわるい」「ぶりっ子できもい」「ぶす。でぶ。ねくら。おたく。うざい」「お前いつ死ぬの?」と詰られました。
私はストレスから自分の髪を引きちぎる癖がつき、姉はボサボサになった私の髪型を嘲笑いました。
私は自分の容姿に異常なほどのコンプレックスを感じるようになりました。

母に姉の暴言を諌めるように訴えても「あの子は病気だから仕方ない」と言われました。
父はなにもいいません。仕事が忙しく、不在がちでした。
ほかに兄と弟がいましたが、姉が攻撃するのは私か母ばかり。
言っても許されると思っていたのでしょう。
私が反抗することはほとんどなく、部屋に駆け込んで一人で泣き、自傷行為に逃げるだけでしたから。

毎日死ぬことばかり考えていました。
友達と遊んでいるときも嫌われないように必死で、ひとりぼっちだと感じていました。

理由も言わず不登校を繰り返す私を母は責めました。
「いつもうるさいくせに、都合の悪いときだけだんまりか。悲劇のヒロインぶって!」という言葉は、今でも思い出す度に涙が溢れます。
母も大変つらかったのだと、今なら分かります。
しかし、好きな男の子について回っていたら女の子に嫌われてしまった、なんて恥ずかしくてとても言えませんでした。

父は「そんなに辛いなら学校なんて行かなくていい」と考えていたそうですが、当時の私は知りませんでした。
ただただ煩わしくて存在を無視されているのだと本気で思っていました。

周囲の人間と上手くやっていけない自分が嫌で、情けなく、自信はなくなっていく一方でした。
他人の顔色を伺って、お世辞ばかり並べてへらへらする毎日。
服薬自殺を図るも二度失敗し、飛び降りや首吊りをする勇気もなく、惨めな気持ちで10年以上のときを過ごしました。

姉の一言で発狂し、レンガで自分を殴る、拳の骨が折れるまで壁を殴る、壁に頭を打ち付ける、などの自傷行為がやめられませんでした。
抜毛も悪化し、それがまた自信を失う原因に。
家族も友達も恋人も信用できず、言いたいことを溜め込んで我慢を続けては爆発、というどうしようもない人間になってしまいました。

姉は都合のいいときだけ私を利用します。
探し物があるとき、苦手なパソコン操作を任せたいとき、仕事の納期が間に合わないとき。
普段は私をバカにするくせに、それが当然のように私を使います。

そしてとうとう、大学に通いながら行っていたバイト先でおばさん達にいじめらたことをきっかけに、人と付き合うのをやめました。
おばさん達はこれまでに何人も若い女の子をいじめてやめさせている人たちで、君には何の問題もないと店長が言ってくれました。
それでも私は「いいえ、私は周囲の人を嫌な気持ちにさせてしまうんです。昔からそうなんです」と答えました。
私は自分を責めることで、これ以上攻撃されないように予防線を張りたかったのだと思います。

その後、しばらく人を避けました。
いわゆるニートで、その罪悪感はありましたが、外に出て人と接するよりはずっとマシでした。
情けないことに、4年ほど引きこもりました。

ニートになった私を姉はさらに疎んじました。
ある日、パソコンを借りたいからと夜中の3時頃まで部屋を締め出されました。
とても気を使いながら「夜中に部屋で眠れないのは困る。パソコンも乱暴に使うとすぐに調子が悪くなるから気をつけてほしい」と伝えました。
結果は暴言の嵐。
その頃には姉は家を出ていたので、私は思い切って連絡を絶ちました。
そこから少しずつ、苦しさが和らいでいきました。

今は実家に住まわせてもらいながらパートをしており、ペットの病院と仕事以外は基本的に家から出ません。
休みの日はたいがい寝ています。
ひどい生活ですが、心の均衡はずいぶん崩れにくくなりました。

しかし、昨日それが崩れました。
姉が彼氏を連れて、突然帰ってきたのです。
私は引きこもりになる直前に付き合っていた彼氏と別れて以来、恋人はいません。
結婚を考えると焦燥感に苛まれますが、今の私に他人とのお付き合いができるとは思えません。

お姉ちゃん、結婚するのかな。
そう思った瞬間、激しい憎悪を感じました。
私を傷つけて、バカにして、自信を奪っておいて、自分だけ幸せになるつもりなの!と。

私が実家暮らしで、いい年をしてパートで、八方美人の対人恐怖症で、容姿にコンプレックスがあるのは、姉のせいではありません。
でもきっと、姉のせいにしたいのです。

お腹が減っているのに、食事が喉を通りません。
涙が止まらず、動悸がして、息苦しいです。

母さんも父さんも、私を助けてくれなかった。
(ニートを四年も飼ってくれた親には感謝しなければいけないと思うのですが、私が苦しかったのはすべて姉のせいだというようなことを母が言うのです。私は母を傷つけた意識があり罪悪感も感じている。なのに、母にはそれがないと思うとダメだと分かっていても腹が立ちます。父は子どもたちを放置しすぎた、と思っているように見えなくもないです。)
姉は私で憂さ晴らしをした結果、楽しそうにしている。
(姉は自分の不幸をすべて両親のせいにします。帰省した際に気に入らないことがあると、両親のせいで自分はずっと苦しかったのだと両親を詰り、怒鳴ります。自分は両親を恨む権利があると。それなら私は姉を恨んでもいいのでは?と考えてしまいます)
許せない。ずるい。そう思ってしまいます。

私は幸せになる自信がないから、姉を妬んでいるのです。
姉は昔のことなどまったく気にしておらず、私のことなど歯牙にもかけていません。
惨めです。情けなく、恥ずかしい。
でもどうしても憎まずにはいられないのです。

私はどうすれば真っ当な人間になれるのでしょうか。
他人のせいにしてばかりの自分に、心底うんざりしています。