父親のことで相談します。
64歳、高齢者福祉施設に勤めています。

普段から職場と家の往復だけで友人や近所との付き合いはなく、たまに出かけても食材の買い出しくらいしかしていません。
趣味や特技らしいものもありません。家にいるときは新聞を読んでいるかテレビを見ているか、酒を飲んでいるかのどれかで、まず話しかけられません。話しても「テレビの音が聞こえなくなるからよせ」と母に言われてしまうか、まともに聞いていないのか返事もしないのでまず通じないと思っています。そもそも流行や時事ネタに疎く、話の内容が通じているのか怪しいところがあって、どんな話をしても会話としてまず成立しません。
それに向こうからこちらに言ってくるときは決まって命令形か単語2つくらいの文で、しかも主語や固有名詞もなく指示語のみ、あるいは主語なしの命令文で、私はよく判断ミスをしてしまいます。
それでいて突然怒り出すと扇風機や炊飯器をこちらに投げつけたり、包丁を突き付けてきたこともありました。どちらもきっかけはこの家での生活に耐えられなくなった私が怒りをあらわにしたことが原因なので、一概に父が悪いとは言い切れないのが辛いところです。

職場がきついのか、帰ってくると決まって役に立たない職員やおかしな利用者の話ばかりをしています。母は障害者福祉施設に勤めているのである程度はわかるようですが、障害者である自分はこういった話ばかり聞いていて「施設嫌い」になりました。また毎晩のように呻くような言葉になっていない寝言を頻発し、たまには父の寝室からドタバタと暴れるような音もしています。ネットで調べた「睡眠外来」に行くようには勧めたのですが、大の医者嫌いで全然行こうともしません。ある日は体調がすぐれないのに出かけようとしたので「やっと医者に行くか?」と思ったらおつかいだった、ということもありました。
母と二人で寝言について話したのですが、「我慢しろ」の一点張り。しかも折れた歯をずっと接着剤で留めているために口臭がきついから、母が歯医者にも行け、と言っても全く聞きません。

それでいて、夜な夜な寝ぼけたままヒグマのように歩き出しては、私の部屋で用を足そうとします。
「そこは違うよ!」と注意をすればなんとか気がついてくれますが、いつ粗相をするか心配でなりません。
痴呆症の前兆ではないか、とは考えているのですが…。
身の回りに相談できる場所も相手もなく、これから先どうしたらよいのか、困っています。
まとわりつくような父の声が聞こえてくるだけで、もう恐ろしくてたまりません。