現在就職活動中の既卒です。

大学は学業以外のところで充実しとても楽しいものでしたが、それが祟って卒業が伸びてしまいました。

大学在学中には就職活動の事については毛ほどの心配もしていませんでした。と言っても何も考えていなかっただけですが。周りの就職活動が始まった時期には、既に留年が確定していたことも身が入らなかったことの一つだったかも知れません。しかし、一番は自分自身が就職することについて舐めた態度を取っていた事が一番かも知れません。

人より余計に長くいた学生生活のお陰で卒業研究も伸び、それに伴い就職活動について考える時間、きっかけも伸びていきました。

大学生という身分が終わった時には正真正銘のニートに成り果てましたが、世の中にそんな人間はいくらでもいると思い、希望に満ちて就職活動を始めたつもりでした。

しかし私の仕事に対して先行するイメージは最悪なものでした。ニュースでは電通などの事件が報道され、先んじて就職をした大学の同期も残業自慢をしている状況。ましてや自分のやりたいこともいくら自己分析や企業訪問をしても分からず、頓挫している。

面接などをしますが、私は口がうまいのかずる賢いのかは分かりませんが聞かれたことに対しては受け答えをしっかりします。
しかし、それを口にしながら自分は本当にこんなこと思っているのだろうかと考えている事が多くありました。

ジョブマッチングや若者の転職が多くなっているなど言われる時代に嘘で入社をしてもその時代の流れに乗るだけで自分の身のためにはならないだろうなと考えることもあります。同期が既に転職を決め退社の手続きにかかっているというのもこれに拍車をかけます。

私の世代はいわゆるゆとり世代、もしくはさとり世代と言われているようです。急にやって来たゆとり教育は自分らしさを見つめるという答えのない問題をつき続けられるものだったように思えます。そのため自分探しと言ったら大袈裟かも知れませんが、今までの自分は多くの学問や趣味、スポーツなど勤めて様々なことに触れ自分らしさのようなものを求めていと思います。

それゆえに分からない。私は何がしたいか。
自分探しをした結果得られたのは、どれもこれも薄っぺらな知識だけで別段出来ることは何一つとして得られなかった。

私はまだ20代の若者ではあるが今までの人生がまるで意味がなかったかのように感じられる瞬間もあった。

しかしながらいざ就職活動というものをすると、必ず志望動機というものを要求される。
偽りの志望動機ならいくらでも出任せで書けるが、やりたいこともハッキリしない上に転職をしている同期もいる現状。このような状況では会社が面接で判断する前に転職するだろうなと自分で感じてしまう。

それを申し訳ないと思う自分もいる。
フリーターでよいではないかと考えることもあったが現実問題として社会がそれを許してはくれないだろう。奨学金という足枷を既にはめられている。

私の目には就職を決める人は全て不思議に見える。君は仕事に何を求めているのかと。それを本心で伝えたのかと。

全ての人が妥協と諦めで就職しているとしか思えなくなってきている。
やりがいなんて言うものは誰かに褒められりゃ誰でも不快には思わないだろうしそういう薄っぺらなものとしか思えない。

この散文を書いている時も自分自身が何を言いたいのか分かっていない。
この人生経験もろくにしていない大人になり切れないクソ野郎に何か助言暴言何でもいいですので反応していだければ幸いです。