自分の親が毒親の気があるんじゃないかと思いはじめた。
身近に束縛するタイプの毒親を持っている友人がいたから、それと比べたら全然マシだなとか大変そうだなとか他人事みたいに思ってた。

自分の母親は、私が小学5年生頃から私に対して否定的な言葉をよく言っていた。
勉強が分からない、友達ができない、なんだか楽しくない、あの子が嫌がらせしてくるなどネガティブなことを話せば、うじうじしてて腹立つとか、そんな愚痴に付き合わされてるこっちの身にもなれとか言われる。

現在私は20歳をこえて、社会人としての仕事の悩みや対人関係での愚痴なども母に話すようになってきた。適当に流され、母自身の話によくすり替えられる。飲み会の席でセクハラされたとき、精神的に弱って小学生のころのようにうじうじとネガティブなとこを話した。投げかけられる言葉は小学生のときと一切変わらず、自分には愚痴や弱音を吐くことすら許されないんだと思った。母からは父の悪口や会社の人の悪口、愚痴なんかを延々と聞かされる。不公平だ。

母は些細なことで不機嫌になる。私が友達からもらったお土産のお菓子がなくて問い詰めたらときとか、朝ごはんのパンを夜食として食べたことを問い詰めたときとか。ほぼ逆ギレだ。それが面倒で、母に対して感情を露わにして怒ることはほとんどない。日常生活での不満とか、普段から私に対して思っている不満とかをいっぺんにぶつけられるのが嫌だから。

母は私は反抗期がなくていい子だと言う。反抗期が無いんじゃなくて言えないだけなのを全く気づかない。だって怒ったら子どもみたいに口を聞かなくなるから。ひたすらに面倒。母に気を使って生活しているつもりは無い。無意識にそう思ってるのかも。

母は私の容姿は優れないとか、おばさんみたいだとか、私自身が気にしていることを言う。就職する際に自己PRを書こうとした。自分の長所が分からず母に相談した。お前に長所なんてないでしょ、と平然と言われた。私は真面目に相談したのにバカにされたように思った。結局最後まで長所は書けなかった。いまだに自分の長所とかいい所は全くわからない。

私は勉強ができない。中学生の頃、学習塾に通っていた。総合250点の5教科テストで180点を取って、20人程度居た塾生のうち5位を取った。割と上位で嬉しかったが、私が200点も取れないことに母は怒った。順位で褒められると思っていたから悲しかったのを覚えている。もう10年以上も前のことだけどはっきり覚えてる。

母は私に何を言っても傷つかない打たれ強い人だと思っている。あんたは強いから悪口を面と向かって言われても言い返せる、だから私が何言っても鼻で笑ってられるでしょ、という風。性格が悪い、鈍臭いとか。私は見た目に特に自信が無いので、メイクは頑張っている。そんな事しても大して変わらないのにとか、彼氏できなきゃ意味ないでしょ、とか否定的なことを言われる。私の頑張りは無駄なんだと思ってた。

私に否定的なことを言う母本人は多分冗談のつもりで言ってると思う。いじめっ子の心理ってこれと同じだろうと思う。本人に自覚がなくても、私は傷ついてる、と思う。自分でもどう思ってるのかとか、自分の考えを上手に言語化できない。自分のことなのにこうかもしれないとか、こう思ってるんじゃないかとかどこか他人事な気がする。

親から否定的な事を言われるのは普通だと思ってた。弱音を吐くのは情けない、かっこ悪いことだって思ってた。今でも思ってる。この考えは多分変わんないだろうなと思う。

私を否定すること以外は特に不満は無い。お年玉を取られることも無かった。むしろ預けたらちゃんと私の口座に入れられてた。ご飯もおなかいっぱい食べれるし、外食にもって連れてってくれる。数年に1回は旅行にだって。私のことを嫌ってる訳じゃないと思う。じゃあなんで私のことを否定するんだろうと不思議に思う。