本当につらい、父が怖くて怖くてたまらない。
父は怒るとすぐに手が出る。わたしももう成人しているし、口頭で注意してくれればわかるしもう同じことはしない。なのにどんなに小さなことでも父の琴線に触れればすぐにわたしを殴ったり蹴ったりする。
激昂した父が言っていた。稼いできていて家の大黒柱の俺が一番えらい。だから俺のつくったルールを守れないならでていけ。親のスネばかりかじっているくせに。意味の無いことばかりして(たぶんわたしの進路とかのこと)
小さい頃からこうだった。だからとにかく父を怒らせてはいけないと思い、わたしたち(私と母と妹)はいつも怯えていた。怒らせないように怒らせないようにといつも顔色を伺い、父の望む回答をし、父のルールに従った。
暗黙のルールのひとつは、時間が色々決まっていること。ご飯の時間、お風呂の時間、テレビを見る時間、寝る時間。父の中で何時から何時までこれをする、というサイクルが決められていて、私達もそれに付き合わされている。
たとえばこの続きもうちょっと見たいからお風呂あとでね、という事はできない。父の時間のサイクルに逆らってしまうからだ。
怒るとすぐに暴力をふるうし、口も悪くなる。しつけのために必要なことなのかもしれないが、こう何度も殴り、わたしを罵ることがあるだろうか。
母も私と全く一緒の気持ちだ。前に1度離婚の話が出たが、妹が泣いて嫌がったためそれはなくなった。
だがさすがに妹ももう限界らしい。この前は私が授業で夜遅くなりお風呂に入り、私が最後だと思ってお風呂を閉めて電気を消してしまった。
どうやら父はまだ入っていなかったらしく、仲間はずれだと激昂し、手こそでなかったものの(奇跡だ)もうほんと散々にわたしたちを罵った。
悪かったとは思っているが、まだ入ってないよ、と声をかけてくれれば謝るし、次からは確認する。
それで妹もうんざりし、もう嫌だと泣きながら呟いた。
もう何十回とこれを繰り返した。もちろんすぐに手がでるのはやめてと父にも色々言ったが、だめだった。すぐに殴る。
今回の件で離婚を考えると母は言った。ようやくだ。ようやく安息が得られるかもしれない。
少なくともわたしはとても辛かった。こんなことで、と言われるかもしれないが、わたしはとてもとても辛くてしんどくて何十回も泣いた。早く父と離れたい。少なくともわたしは、父だとは思えない。ただの同居人だ。
はやく離れたい。家の空気も悪いし、家に居たくない。