2017に、投稿した、近親相姦や、DVまがいがあった『毒親』と『毒家族』から逃げようとしていた、
ばくろうです。逃げようとしていたのですが、逃げずに うまく行ったので、書きにきました。
過去の投稿を見ていただけると、嬉しいです。

まず、僕はあれから、死にたい。と思い、どうせ死ぬなら、自分のやりたいことに、本気で取り組みました。
詳しくは身バレが怖いので書きませんが、一度は親に諦めなさい、と言われたことでしたが、
実になり、それをみた親が『応援』してくれるようになりました。

それから、母に『やっと叶ったね』といわれた事で、不器用ながらも、僕の本心に気づき、応援していたことがわかりました。

母、がキーワードでした。
僕は、HSPという、簡単に言うと感受性が豊かすぎるが故に生きるのが辛すぎる、と言う特徴を持っている事に自分で気づきました。

僕のはすこし度合いが強いようで、
言葉、文章、暗いニュース、他人の怒りの感情、いやな空気、いやな空間、そう言うものを取り込みたくないのに自分の事のように感じ取ってしまい、それにより、ふりまわされたり、号泣したり、怖くて震えたり、ひどく精神が不安定になる。そんな特徴です。

たしかに、昔には、母からは暴力された事もあり、無視、八つ当たり、いじめ、、、を、されて来ました。が、、

僕は母に対し『もしかして』と思いました。
母の言動がどう考えても、HSPと似ていました。
暴力はどうしてもダメな事ではありますが、
精神的な部分、敏感に言葉を受け取り被害妄想をしてしまったり、考えすぎて、ぼろぼろになる。言葉を重く受け止めて怒る、感情のブレーキが無く、嬉しい時も悲しい時も怒りも全て全力になる。そんなところに気づきました。

そこで、僕はなるべくポジティブな言葉や人を褒める事、母にありがとう、や大丈夫だよ、といった柔らかく心地のいい言葉をかけるようにし、
母が機嫌が悪くなると『これは、HSPの感受性のアンテナによるもので、自分のせいではないはずだ』とわかるようになりました。

そうなると、母は丸くなり、
機嫌が悪い時には、自ら『体調がわるい』や、『理由がわからないけど今日はつらい』など、自己申告してくれるようになりました。

僕は、なぜ母がこうなのか、なぜ母はつらいのか。が、自分の辛さの原因から結構わかるようになってきたので、HSPのことを、話してみました。

すると、あなたもそうなの、わたし、産んで育てている時に、『この子私に似ているのかも、生きていったらつらいかも、って思ってた。感受性が豊かすぎて、考え過ぎて、感情に全力が出ちゃうの、これには、HSPって名前があるの?』と言ってくれたので、

そこから、2人でHSPの何が辛くて、うまくいかず、ふりまわされ、しんどくて…と言うHSPあるあるを話していくうちに、

僕は墓場まで持っていくつもりだった、弟へのトラウマも、話しました。その後何度かあった、他人からのレイプなども。

すると、抱きしめてくれ、あなたは悪くない。って言ってくれました。
そこで、僕は、母なんか居なくなればいいのに、と思った過去はあるけど、きっと、あのときの母は、自分でせいいっぱいだったんだ。
と思い、
これから、母を大事にしたい、と思えるようになりたいな、と思いました。

ただ、母に依存されすぎたり、したりするのは違うと思うので、僕も自分の特徴をうまくコントロールしながら、うまく距離感をつかみ、いくら親子といえど気を許しすぎてしんどくならないように、お互い、気持ちよく、暖かく、生きていけたらいいな。と思うことができました。

弟の件は、本人から泣きながら謝罪をされた事もありますが、やはり少し近くにいるのはつらいので、
そこは、仕方ないのかな、と思います。

ただ、『女性でいるのがつらい』と発言した時に、
僕が今までどんな目にあって来たかと言うことが、当時の精神的に追い込まれていた母にはまともに伝わっておらず、その発言を聞いた母に ふざけるな、と蹴られてしまい、否定されたことが、心の奥底でメラメラと恨みの炎が燃えていたので、それを、消したかったのだと、思います。

親としてのプライドなのか、
あまりにでかい罪悪感があるからなのか、
私だけが悪いわけではない!と思っているのか、
母からの謝りの言葉はなかったものの、

蹴られたあの時、私は助けて欲しかった。と伝え、
女でいるのがいやだ、と言ったのは、私の体のせいで、私が女だからレイプが繰り返されるのではないか、と思っていたからなんだ。だから、違うんだ、男になりたいわけではなく、私は私でありたかった。とあの時言えなかった話の続きを泣きながら伝えると、

手を握り、目を見て、あなたは悪くない。と、言った後に抱きしめてくれたので、恨みの炎がゆったりと穏やかになるのを感じました。


母は不器用で、言葉が下手で、頭の回転がゆっくりで、優しいけれど、思った言葉がすぐに口から出たり、無神経すぎる所もありますが、
それを自ら自覚していて、気をつけようとしたり、傷付けない言葉選びをしたり、そう言う人で、

でもどうしてもすべての他人からの嬉しさ、悲しさ、怒り、の感情を、自分の事のように受け取ってしまい、それがそのまま自分の中で処理やコントロールをする事が出来ない人だ、と言うことがよく分かりました。

実は、僕も、そうみたいなので、なるべく他人からの感情を受け取ってしまうストレスをうまくかわしたり、目をそらしたり、柔らかくしたり、工夫しようと思います。

最近は母は本当に丸くなり、落ち着いて話ができるようになった上、HSPだから…!とお互いで自覚をしているので、衝突を避けたり、うまく過ごせるようになってきました。

弟への目が厳しくなるのが少し申し訳ないところですが、母は、しっかりと約束は守るので、
その件について行動はしないし、言わないから、大丈夫だよ。と言われたので、

HSPと言う特徴と今の母の感じからも、わざわざ私の古傷をえぐるような行動はしないと思われます。
お互いがお互いを思い合い、認めてきているのを、感じますから。

僕は、いや、私は、もう大丈夫だと思います。
だから、それを伝えにきました。

逃げるだけが選択じゃないのかもしれないし、
逃げて、時間を開けて会うのもいいかもしれないし、

ここにはわ死にたい と思っている方がたくさんいると思います…私も、いまだに思う時がありますが

私の場合は、
つらい対象から、まずは一度、距離を取り、自分の特徴や性格、過去に辛かったこと、しんどいことや苦手な事をわかった上で、本当にやりたい事や好きなもの、生き方を、探す事が鍵となりました。

これからも、少しずつうまくやっていこうと、思います。過去で話を聞いてくれた方々、本当にありがとうございました。