私は親に素直になれません。そして、感謝できません。
 以前にも家庭について少し書かせて頂きましたが…私の母親は毒親です。
 また、物心ついた時から中学を卒業する辺りまで、毎日毎日怒られていました。怒られていた記憶がほとんどです。楽しいことってなんだったっけ…というほどに。

 私は幼い頃からピアノを習っていました。小3の頃、母がピアノの先生から軽く注意を受けたことがありました。私の何がいけなかったのか、までは覚えていませんが、おそらく私の練習不足の話だった気がします。
 レッスンが終わった後、いつも母と共に帰路についていましたが、その日だけ母は先に1人で家に帰ってしまいました。私は「なんでだろう」と不思議に思いながらも、母の後を追いかけました。
 家に到着し、玄関扉を開けようとしましたが開きませんでした。鍵を閉められていたのです。
 レッスンの時間は夜7:30頃〜8:00頃まででした。なので、家に到着したのは8:00過ぎだったと思います。そこから日付が変わる直前くらいまで、外に放り出されていました。11:30過ぎ頃に帰宅した父が家に入れてくれたのです。


 小4の頃、夏休み最終日に算数の宿題を日付が変わるまでさせられていました。何度やってもなかやか解けない問題が2,3問程度あったため、母に怒鳴られながら、そして、私は泣きながら宿題をしていました。
 本気で「わからない」と泣きながら伝えると、マグカップを投げつけられました。私には当たりませんでしたが、家で飼っていた猫の真ん前で弾けました。幸い猫にも傷はありませんでしたが…普通に考えて親として異常だと思います。
 結局、そのマグカップを片付けたのは私でした。そして、宿題もわざと「できた」と嘘をついてようやく寝ることができました。深夜2時を過ぎていました。

 他にも小学生の時は、叩かれたり物を投げられたり、罵倒されることがほとんどでした。今思い返せば、なぜこんな日常を送っていたのかさっぱり理解できません。
 また、母はよく母と私、(私の)友人と私を比較します。そして、「あの子はできるのにどうしてアンタはこうなんだ」と私を否定するようなことが多かったです。大学生となった今でも時々されます。

 中学1年の頃、私は吹奏楽部に入部しました。しかし、その部活はよくわからない所でルールが異様に厳しく、また先輩や同級生も気の強い子が多く、私は心身共に追い詰められていました。
 ご飯は食べられなくなったり、食べたら吐いてしまうことや、食べなくても胃液を吐いてしまう毎日が続きました。部活が終わって家で一息ついても、また明日あるのかと思うと怖くてひっそりと泣いていました。夜も眠れないことがありました。
 そんな状態だったため、私は病院で精神安定剤を貰い、しばらく飲んでいました。つまり、私はそれほどにまで追い込まれており、だから何度も母親に「部活を辞めたい」と訴えました。
 しかし、母は「ダメ」「ここで辞めたら勿体ないでしょ」の一点張りで、なかなか辞めさせてくれませんでした。
 最終的に、入部して半年後くらいに辞めることはできましたが、正直、あそこまでボロボロになっていたのに何故辞めさせてくれなかったのか、今でも疑問に思っています。
 更に、母は私の携帯を管理し、友達とのメールの内容も勝手に覗いていたのです。信じられません。プライバシーの侵害です。

 高校に入ってからは、学校の環境がガラリと変わったことで、成績が安定し始めてきました。(小・中の頃はいつも赤点しかとっていませんでした。友人関係も悪かったからです)それもあってか、小・中学生の頃よりも怒られる頻度は減りました。この時には、物を投げられることはありませんでした。
 しかし、罵倒は相変わらず健在でした。比較も懲りずにしてきました。その度に私は、またどんどん自分に自信を失くすばかりです。
 私のファッションに対しても、それはバランスが悪いなどといちいち指摘をしてきます。正直、うんざりです。

 私の妹は、重度の知的・発達障害を持っています。そのことにより、母は私に進学ではなく就職にしてほしいと遠回しに言うことがありました。好きな道を選んでいい、等と言われたことは1度もありません。また、進学したとしても福祉関係だったら有難い、と言ってきます。
 確かに、家庭の事情を考えれば母の気持ちもわかります。ですが、私は母や家庭に縛られるのはうんざりしていました。
 だから、進学と自分が行きたい学科をずっと主張し続け、今は希望した大学の学科に通うことができています。
 思えば、母の言葉を無視して自分の進みたい道へ進めたのは、これが初めてな気がします。ずっと、母の言いなりだったので…


 しかし、進学したらしたで、母と喧嘩になると必ず言ってくるのです。「出て行け」「学費払わんぞ」…脅しだと思います。こんなの狡すぎます。そもそも、親が発していい言葉ではないです。
 高校で茶道部に入っていた私は、大学でも茶道部に入りました。今も続けています。
 大学でも茶道部に入る、と母に伝えると私の同意を得ず、母は勝手に私を着付け教室に通わせました。無理やり体験教室に連れていかされ、正直、私はとても不愉快でした。
 しかし、着付けの先生には失礼のないようにと頑張って笑顔を作ってはいましたが、母いわくそれができていなかったようで、「愛想がなさすぎ」「先生に失礼だろ」「親の顔に泥を塗るな」と言われました。
 そもそも私は同意をしていません。勝手に連れて行って、勝手に申込書にサインして、勝手に入れたのです。そして、気にするのは自分の世間体のみ。意味がわかりません。

 私は、高校では、苦手な勉強をがんばりつつ、生徒会や部活の両立に必死だった私は、大学生になってからようやくバイトを始めました。今もバイトを続けながら、苦手な勉強と向き合っています。しかし、部活では外部顧問のパワハラが酷く、そっちにも頭を抱える日々です。
 私はもうすぐ大学3年生になります。自分の進路や研究テーマについても考えなくてはならない時期です。もちろん、バイトでお金も稼がなくてはなりません。
 なのに、部活では外部顧問のパワハラが酷く、部はまとまっていません。私は部長なので、更に責任という重圧がのしかかって…正直いっぱいいっぱいです。最近は、月に1回のペースで、外部顧問に説教される夢を見るほどです。
 そんな状況なので、家に帰るとヘトヘトです。なので、料理や洗濯は母にやってもらっています。しかし、最近は本気で母と離れたい気持ちが強まり、料理を少しずつ勉強しています。洗濯もなるべく、自分のものくらいは自分でするように心掛けています。私のペースで、ゆっくり頑張っています。
 なのに母は、「(洗濯物)自分のしかやらんってどういうこと!?」「家の手伝いしないヤツは家に居てもらわなくて結構」「出て行け」と言ってくるのです。

 私も母の娘である前に1人の人間ですから、幼い頃から積み重なった母に対する怒りや憎しみが最近はよく爆発します。
 母と喋るのも嫌になってきたのです。同じ空間に居るのも嫌です。素っ気ない態度をとってしまいます。自分でも自覚はあります。それでも、できるだけ気に触らないように、私は普通に返事などを返しているのです。
 しかし、母はその態度が気に食わないといちいち怒鳴ってきます。怒ってきます。さっきもそれで喧嘩になりました。
 また、母は過干渉が酷いのです。大学生となり、20歳も超えているというのに、未だに何時どこで誰と遊ぶのか、何時に帰ってくるのか、何時までには帰ってこい…等と詮索をしてきます。友達の名前まで言えといってきて、かなり鬱陶しいです。

 さっきの喧嘩についてですが、母は、「お前の態度が悪すぎる」と言います。何度も言いますが、私もその自覚はあります。母と話すのは面倒です。
 しかし、私は今まで酷い扱いを受けてきた身です。そんな相手を恨むのは当然だと思います。母が嫌いです。
 母が毒親でなければ、私はもっと前向きで自信をもった人間だったかもしれない。くよくよしない人間だったかもしれない。もっと生きやすい性格だったかもしれないんです。もっともっと、楽しい子ども時代を送れたかもしれない。
 あんなことをしてきた相手に、素直になどなれるわけがありません。感謝できません。でも母は、今まで自分がしてきたことを何とも思ってないんです。更に腹がたちます。


 こんな相手に素直になろうなんて無理ですよね??母は、最近よく態度が悪いと言ってきますが…普通に考えて、自分をこんなにも苦しめてきた存在になぜ素直に良い子でいなければならないのか。もうたくさんです…