始めまして。沼田と申します。31歳男性、大阪在住です。少し長い自己紹介になりますが、どうか読んでください。お願いします。

 僕は幼稚園児くらいの頃はごくごく普通の元気な子供で、周りの子供となんら変わらないような感じでした。が、小学校の2年生くらいの時から赤面症に苦しみはじめ、人前でスピーチをしなければならないような時には大きな不安を感じて、スピーチの時には実際に発汗と手の震え、声の震えがでてしまい、そのたびに自分自身にふがいない思いをするようになりました。その後家庭内でも無口な父親の存在におびえて、家の中でも極度の不安にさいなまれるようになりました。家庭内での不安は結構強いもので、過呼吸や、頭痛、腹痛、動悸などの身体症状も出てきて、そのため病院に足を運び、精密検査を受けたりしたのですが、異常は認められず。結局精神的なストレスによるものだと今は分かります。あの頃の僕は典型的な対人恐怖症、心気症の症状に苦しめられていました。

 高校生くらいになると、どんどん男性化していく自分自身の体に違和感と戸惑いを感じ始めました。そして女性と接するのが、なんというか恥ずかしくなってきて、女性と全く話せなくなってしまいました。しかし周りの男の子達はいともたやすく女性と雑談を楽しんでいます。僕は次第に男友達とも距離を感じはじめ、とうとう男女問わず誰とも話せなくなってしまいました。本当は皆と対等にコミュニケーションを取りたいにもかかわらずです。結局高校は2年生に進学した直後に登校困難になり、不登校になり退学。自分のペースで自宅学習して週に1,2回スクーリングに通うだけで高校卒業の証明書がもらえる通信制の高等学校に再入学し、その通信制高校は無事に卒業することができました。しかし相変わらず対人関係をうまく築くことはできず、学校に登校する以外はずっと一人で家に引きこもっている感じで、友達も一人もいませんでした。

 その後、大学に入学。しかし劣等感が強く、自意識過剰で、やはり対人関係をうまくこなすことができず、そんな自分に嫌気がさしてしまい、半年で退学。とにかく自分の感情や考えをうまく言葉に出して表現することに非常な困難を感じていて、すごく苦しかった時代です。
 高校二年生の頃から心療内科に通って抗うつ剤を処方してもらっていたのですが、いまいち効果が感じられませんでした。しかしインターネットで「ハッピーになれる薬」「本当の自分を開放できる薬」などという宣伝文句の薬を発見しました。今でいうところの危険ドラッグ、脱法ドラッグです。僕は一度試しに購入してしまい、すぐにそのドラッグのとりことなってしまいました。そしてまもなく、もっと強い刺激的な薬が欲しい、という欲求を抱いてしまい、最終的には覚せい剤に手を出し始めました。結果的に2度の刑務所生活を体験することとなりました。20代前半から半ばにかけての話です。

 今僕は31歳です。違法な薬とは縁を切った生活を送っています。アルバイトと派遣の仕事を2つ掛け持ちでがんばっています。と言っても実家で親と一緒に暮らしていますが。

 最近僕は自閉症スペクトラムのことをネットで調べたり、統合失調症という病に興味を持ち、統合失調症の方々のための自助グループのミーティングに参加させていただいたりしています。というのも、僕自身が彼らと似たような特徴を持っているように思えてしまうからです。
 若かった頃の僕は対人恐怖、社会恐怖症に近い症状に苦しんでいましたが、今はむしろ自閉症スペクトラムの典型的な症状にほとんど当てはまる自分を発見してしまいました。試しにアスペルガー症候群かどうかを確かめる診断テストをやってみると、やはりアスペルガーの疑いあり、という結果が出ました。

 僕は精神障碍者手帳を取得して、障害年金を受給してそのお金で生活しよう、などという考えは全く持っていません(というか、覚せい剤に手を出して刑務所に入っているため、障害年金をもらう資格などないことはもちろん知っています)しかし自分が、客観的に見るとどんなタイプの人間なのか、専門家の方に診断してもらいたいと思っています。自分が果たして本当にアスペルガー症候群なのかどうか。そしてもしそうであれば、どうすれば少しでも社会生活にうまく適応して生活していけるのか、その具体的なアドバイスなどを授かりたいと思っています。
 
 僕のような前科のある人間にでも自閉症スペクトラム、高機能自閉症かどうかを診断してくれる専門機関はあるでしょうか?もしあるのならば一度足を運んで、専門家からの診断、および具体的な助言を受けたいと思っています。もし大阪市内、府内にそういった病院があれば、ぜひ教えていただきたいです。

 長い長い自己紹介となってしまい、申し訳ございませんでした。いつでもいいので、お返事を送っていただけると幸いです。わざわざ読んでいただき、ありがとうございました。