幼少期は幸せな家庭だった気がする。
だけど、思春期迎える頃には家庭が崩壊してた。

もともと私には8歳上の姉が居たけど、何か揉めるたび『目障』『血の繋がりもないくせに』と罵声を浴びせられてた。

その原因は、異父姉妹だから。
私が11歳の頃両親は離婚。離婚の原因は度重なる父親の酒癖の悪さとDVだったみたい。

協議離婚で、親権は母親だったが、母親から告げられたのは『父親はあんたのこと要らないって』という言葉だった。

その離婚間際に、母親には既に交際を始めてた男がいた。
同じ会社の人間で、ほぼ母子家庭状態だった我が家に同居するまでさほど時間はかからなかったし、その男性を父親と呼ぶよう強要された。

だけど私は実の父親に捨てられたこと、ましてや男性の裸など1度も見たこと無いのに、パンツ1枚でうろうろする義父に嫌悪感しか無かった。

そんな中、私は義父の性的虐待の的になった。11~16歳までの間に何回も犯された。

まだ保健体育を習う前だったから当時はよく分からなかったし、ただ気持ち悪いってだけだった。※40歳離れてるし


だけど中学に上がり保健体育で性行為の授業を受けたときにすごくショックを受けて、そこから私は家出を繰り返した。

連れ戻されては木刀やゴルフクラブで散々殴られたり、蹴られたりした。

過去に1度、家出の理由を義父の性的虐待だと話したことはあったが、義父は認めるわけも無く、母親は憤慨、姉は傍観。
その時は散々母親に折檻された。
母親と義父の再婚が気に入らないから、そんなくだらない嘘を吐くのだと言われた。


確かに、物的証拠なんかない。
だけど、どこのラブホに連れて行かれただとか鮮明な記憶は多々ある。
だけど、母親は最後まで義父の味方だった。
姉は当時は成人してたから、性的虐待の対象にはならなかったんだと思う。

今思えば妊娠しなかっただけ幸せなんだと思う。
だけど、家出を繰り返した中学時代は内申点の影響もあって高校は私立受験だった。


高校に上がっても、私は相変わらず性的虐待と、非行への折檻で身体中痣が出来てた。
警察に助けを求めても、『親の言うことは聞かないと』『家を出るのは大人になってから』って言うばかりで耳を傾けることさえしてくれなかった。

高校も、好きで行きたかった高校ではなかったし、義父のせいで私は好きな人に処女を捧げることが出来なかった悔しさから、援助交際を繰り返し、ついには素行の悪さから高校を中退せざるを得なかった。

大人になってからは疎遠を決め込み、地元も遠く離れたりした。
だけど、中卒で働ける場所は限られていて、親に内緒で風俗で働いた。

義父は酒こそ飲まなかったが、女癖も悪く浮気を繰り返し、その都度離婚するしないで子供を巻き込んだ。
義父は金使いも荒く、何度か金の無心を母親に内緒でされたこともあった。


もう親のゴタゴタに巻き込まれたくなくて離れて住んでいたが、母親が義父と離婚することや実家を姉夫婦に譲ることを聞いたから、不憫に思って母親と同居をしてみた。


だけど、母親は義父と離婚をするかしないかの辺りから既に新しい交際を始めた男性がいた。
どう知り合った関係かは知らないが、2度までも母親が女の顔を見せるのが不快でたまらず、一緒に居るだけでイライラした。


最近になって些細なことで口論になり、親として子供に言ってはいけない暴言を吐かれ、さも私が精神病を患っている気違いだと言われた。

こそこそ男性と関係持つのが気持ち悪いって伝えたが母親は真っ向から否定。
だけど、母親の携帯にはいくつもの痕跡があり、家賃も食費も色々と負担して払ってるのに、交際相手の男性に食事を振る舞ったり自宅に招いたりしてることが発覚。


また口論になった際、私の人生は義父に壊されたと反論したら『人のせいにするな』と言われ、私が性的虐待を受けたことなどやはり信じてはいなかった。

恋は盲目とは言うけれど、そこまでして実の子より男を選んだ母親に嫌悪感しかなく、ちょっとした言動にイライラして、そのうちに私が母親に手を挙げそうで恐くなった。
 
何とかして今の家を出ようと不動産屋あちこち行っても、社会的信用が無いフリーターでは保証会社の審査も通るはずもなく、緊急連絡先身内にしてくれという。


簡単に家を出ることが出来ないから、保証人不要で探しているのに、世の中はまだ毒親を抱えて孤立無援の人間がいることを認知してないらしい。

もう生きるのに疲れた。
私には交際してる男性もいるが、こんな親がいるなんて恥ずかしくて申し訳なくなる。

今住んでる部屋も、公共料金も、銀行も私の名義を貸してるモノが多い。

死ぬ勇気は無い。だけど生きる気力も目的もない。
この先生きてても、自分が結婚して親になる未来は想像出来ないし、自分の子を愛せるかどうか自信も無い。

性的虐待を受けてから20年近く経った今でもたまに夢に見たりして気分が悪くなる。  

こんな私でも、世間や行政は助けてくれるんでしょうか?
逃げ出して、自分のテリトリーを確保して自分の人生を歩める日は来るんでしょうか?